物心ついた時から、市営住宅の一角に住居を構えている私たち家族。ここ数十年は何事もなく平穏な生活を送ってきていました。そしてこれからも同じように平穏な生活が続くと考えていたところ、とある大きな事件が起こってしまいました。それは「家の水漏れ」です。家の水漏れごときで大変なはずがないだろうと思われる方も多いでしょうが、本当にあわや大惨事と言えるような水漏れの体験でした。

その水漏れが起こっていたのは私たち家族が夏休みの長期休暇に旅行に出かけている時でした。旅行に出かける前はどのようなご家庭でもそうであると思いますが、しっかりと家屋の中を見回して異常がないかをチェックした上で出かけるものですので、我が家も当然ながらそのチェックを行った上で出かけたのは間違いありません。そのため、このような水漏れが起こるだなんて想定外だったのです。

そして長期の旅行から帰ってきた時に、キッチンの蛇口からの水漏れと排水溝からの水漏れが同時に起こっているのを発見。まさかこの二つが同時に起こっているだなんて思いもしませんよね。私たち一家も、それを見た時に目を疑いました。そしてこの水漏れはどのような状態を引き起こしていたのかというと、蛇口から漏れた水は排水溝へと流れ、そしてその排水溝も水漏れをしているので蛇口からの水漏れがそのままキッチンの床へと漏れ出してしまうということでした。これには本当に大焦り。なぜなら、床に漏れた水はそのまま下の階の家に漏れ出して、建物全体を巻き込んだ騒動に陥る可能性があったからです。こうなると本当に大惨事でしょう。

しかし、発見した時期がまだ早かったということから、床を越して下の階に水漏れがすることはありませんでしたので、その点は不幸中の幸いでした。ただ、今回のような水漏れが起こったことによって、我が家の全員が相当な精神的ダメージを食らっていますので、それ以来長期の旅行には行っていません。